糖尿病腎症とは、血糖値の上昇によって腎臓の機能が低下してしまう合併症です。
腎臓の機能低下が進むと、人工透析が必要になります。
人工透析は日常生活への影響が大きいため、今のうちから予防に努めましょう。
そもそも腎臓ってどんな働きをしているの?
腎臓とは、血液中の老廃物を尿に変えて排出する器官で、血管が集まった糸玉のような塊(糸球体)になっています。これが体内の老廃物をろ過する「フィルター」の役割を持ちます。
しかし糖尿病になると腎臓での、ろ過機能がうまくいかなくなります。
微量アルブミン検査を用いると、ごく初期の変化から見つけることが可能となります。
多くの場合、一度進行するとなかなか元に戻すことは難しい病気でもありますので、早めに見つけ十分治療することが大切となります。
健康診断で腎臓機能の異常が出たら注意しましょう。
糖尿病腎症の治療について
糖尿病腎症の治療では、血糖値だけでなく血圧や脂質(コレステロール)などの状態を総合的に診ていく必要があります。
具体的には下記のような治療を行います。
- 血糖値の確認・管理
- 血圧・脂質の確認・管理
- 食事療法
- 運動療法